
札幌商工会議所・北海道新聞社・札幌市連携プロジェクト
佐藤研究室では地域企業の人材確保支援の取り組みの1つとして、学生と企業を地域のフィールドでつなぐプログラムを開発・実施しています。2019年度は、札幌大学の2ゼミと北海学園大学経営学部の1ゼミにも参加してもらい、企業の魅力発信コンペティション(通称、M-PRO)」として取り組みを実施しました(4月~7月)。
これまで、このプロジェクトでは「企業の課題を解決するアイディアを生み出し、それを実際に実行すること」に力点を置いてきました。 基本的には長期インターンシップをモデルにプログラムを開発してきていましたが、今年度はさらに踏み込んで、企業の人材確保という課題をパンフレット作製の形で解決し、それをプレゼンで披露するコンペを実施することにしました。いわば、企業の魅力を学生が学生に向けて説明しようとするもので、コンペは「学生による学生のための合同説明会」 を意識して企画したものです。
採用担当者など社会人が作成するパンフや企業紹介の内容は学生たちに伝わりにくいという課題はこれまでも指摘されてきていました。このプロジェクトではここに焦点を当て、学生たち自身の目線で企業の魅力を発見し、それを自分たちと同じような学生に向けてプレゼンすれば、これまでと全く異なる企業紹介になるのでは、という期待を持ったわけです。
学生たちは自分たち自身で企業の魅力を探り、パンフを作成し、ポスターを作成します。コンペではブースを構えてポスターセッション形式で企業紹介を行うだけでなく、指定された時間内でスライドを使ったプレゼンテーションも実施し、担当企業の魅力を自分たちなりに表現しました。会場には400名の学生が来場し、大盛況となりました。
参加企業(佐藤研究室担当)
〇萌福祉サービス(福祉) 〇北海道総合技術研究所(IT) 〇キットアライブ(IT) 〇互信ホールディングス(タクシー)